ボリビア大統領選やり直しへ…米州機構の要請受け

ボリビア大統領選やり直しへ

 【リオデジャネイロ=田口直樹】南米ボリビアで10月20日に行われた大統領選で勝利宣言をしていた左派のモラレス大統領は10日、選挙をやり直すと発表した。選挙結果の監査を実施した米州機構(OAS)がモラレス氏が勝利したとは統計学的に考えにくいとして再選挙の実施を求めていた。

 モラレス氏は「国民が民主的に新たな政権を選べるように選挙の実施を求める」と述べ、選挙管理当局の人員を入れ替える方針も示した。これに先立ち、OASは報告書を公表し、「開票システムに明らかな改ざんがあった」と指摘していた。一方、得票率で2位だった野党候補で中道のメサ元大統領は再選挙でモラレス氏の立候補を認めない考えを強調している。

 大統領選を巡っては、集計速報の中断後に4選を目指すモラレス氏がリードを広げるなどしたため、開票作業で不正が行われた疑いが浮上した。抗議デモが各地で相次ぎ、少なくとも3人が死亡するなど、混乱が広がっていた。