トランプ氏、NATO加盟国に国防費の負担増迫る構え

トランプ氏、NATO加盟国に国防費の負担増迫る構え

2日、NATO首脳会議に出席するため、ロンドン郊外のスタンステッド空港に到着したトランプ米大統領(AP)

 【ロンドン=海谷道隆】米国のトランプ大統領は2日、3日に開幕する北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するため、ロンドンに到着した。出発に先立ち、欧州加盟国の国防費負担問題を議題とする意向を明確にしており、負担増に向けた取り組み強化を迫る構えだ。

 首脳会議はNATO創設70年の節目を祝い、結束を確認することを目指しているが、トランプ氏が各国に要求ばかりを突きつける事態になれば、米欧の溝を露呈する場となりかねない。トランプ氏はホワイトハウスで記者団に、各国の国防費負担に関して「米国があまりに多くを支払い、公平でない状況が続いてきている」と語った。

 トランプ氏は「私の(圧力の)おかげで、米国が守っている他の加盟国の国防費負担は1300億ドル(約14兆1700億円)増えることになった」と成果を誇示したが、さらなる取り組みの強化が必要だとの認識も示した。

 トランプ氏は3日午前、首脳会議に先立ち、NATOのストルテンベルグ事務総長と会談する予定で、米国以外の加盟国の負担増に向けて協力を求めるとみられる。

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