トランプ氏、欧州各国の国防費増額は「十分でない」…NATO首脳会議が開幕

トランプ氏、欧州各国の国防費増額は「十分でない」…NATO首脳会議が開幕

3日、ロンドンのバッキンガム宮殿で行われた式典でエリザベス女王(前列中央)と共に記念撮影に臨むNATO加盟国の首脳ら(AP)

 【ロンドン=畠山朋子】北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は3日夜(日本時間4日未明)、ロンドンのバッキンガム宮殿でNATO創設70年を祝う式典を行い、開幕した。4日の会議では、米国が求める加盟国の国防費増額のほか、軍備増強を進めるロシアや新たな脅威として台頭する中国への対応などを協議する。

 トランプ米大統領は3日、ロンドンでフランスのマクロン大統領と会談し、欧州加盟各国の国防費の増額が「十分ではない」と不満を訴えた。

 首脳会議では、トルコが軍事作戦を実施したシリア情勢についても議論する。英国のジョンソン首相、ドイツのメルケル首相、マクロン大統領の3首脳は3日、トルコのエルドアン大統領と会談した。

 トルコのシリア北部での軍事作戦や、イスラム過激派組織「イスラム国」の外国人戦闘員の欧州送還について、欧州では懸念が広がっている。英政府は会談後、シリアを巡り「首脳陣は、難民が安全で持続的に帰還できる状態を作り、テロとの戦いを継続しなければならないと話した」と発表した。

 欧州では外国人戦闘員の送還に否定的な国もあるが、会談で具体的な進展はなかった模様だ。

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