米ツイッター乗っ取り、17歳ら3人訴追…10万ドル相当以上の仮想通貨だまし取る

 【ロサンゼルス=久保庭総一郎】米政財界の著名人らの複数のツイッターアカウントが一時乗っ取られた事件で、米司法省は7月31日、首謀者とされる米フロリダ州タンパ在住の少年ら計3人を組織的詐欺や個人情報の窃盗などの罪状で訴追したと発表した。

 訴追されたのは主犯格で高校卒業直後の17歳少年のほか、英国在住の少年(19)と米フロリダ州オーランド在住のニマ・ファゼリ被告(22)。

 訴追資料などによると、少年らは7月15日、約130のアカウントを乗っ取りの標的としてハッキングし、オバマ前大統領や米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏、米テスラ最高経営責任者のイーロン・マスク氏ら著名人や企業の計45のアカウントから「仮想通貨を送金すれば、倍にして返金する」などのメッセージを送金先アドレス(口座)と共に書き込んだ。400件以上の送金を受け、約10万ドル(約1050万円)相当以上の暗号資産(仮想通貨)をだまし取った。

 ツイッター社の調査では、少年らは、社内の安全管理システムへのアクセス権限を持つ従業員からアクセスのための情報を盗み出してシステムに不正侵入したうえ、標的のアカウントのパスワードをリセットして乗っ取り、偽のメッセージを書き込んでいたことが判明している。

 米メディアによると、主犯格の少年は以前にも暗号資産の詐欺で検挙されていた。捜査当局は少年を監視対象とし、今年4月には約70万ドル(約7350万円)相当の暗号資産を少年から押収していたという。

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