金氏「米韓演習後に実務協議を」 トランプ氏への書簡 短距離発射は「少し謝る」

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は9日、ホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長から8日に「非常に美しい書簡」を受け取ったと述べた。トランプ氏が10日、ツイッターで明らかにしたところでは、金氏は5日から始まった米韓合同軍事演習について苦情を書きつづる一方、演習が終わり次第、北朝鮮の非核化に向けた米朝の実務者協議を再開させたい意向を表明した。

 北朝鮮が米韓演習の中止を求めて短距離弾道ミサイルを立て続けに発射していることに関し、書簡で金氏は、米韓演習が終了すれば発射をやめると述べた。発射についても「少し謝った」という。トランプ氏は「そう遠くない将来に金氏と会うのを楽しみにしている」とし、4度目の米朝首脳会談実現に意欲を示した。

 トランプ氏は米韓演習について、ツイッターで「ばかげていて費用がかかる」と発言。9日の記者団とのやり取りでも「米国が演習の費用を支払うのが気に入らない」とし、「韓国は米国に(演習の経費を)返済すべきで、韓国にもそう伝達した」と述べていた。

 トランプ氏が金氏から書簡を受領したことを公表するのは約2カ月ぶり。書簡は3枚にわたり、北朝鮮から大統領執務室まで「古典的な手法」で持参されたとしている。

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