米国は「合意なき離脱」を熱烈に支持 訪英中のボルトン氏が示す

 【ロンドン=板東和正】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12日、英国を訪問し、ジョンソン首相と会談した。ボルトン氏は会談後、英国が欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」を選択するのであれば、米国はその決断を熱烈に支持する考えを示した。

 ボルトン氏は経済問題などを協議するため、12日から2日間の日程で訪英。ロイター通信によると、10月末のEU離脱をトランプ米大統領が望んでいるとジョンソン氏に伝えた。また、離脱後に米英が自由貿易協定(FTA)を締結するために、米政府が迅速に準備を進めていく意向を示したという。

 ボルトン氏は会談後、記者団に「EUからの合意なき離脱が英政府の決断ならば、米国は熱烈に支持する。私たちは英国とともにある」と語った。ジョンソン氏は10月末の離脱実現を公約に掲げており、実現のためには合意なき離脱も辞さない姿勢を示している。

 ボルトン氏はまた、FTAについて、包括的な通商合意を結ぶことが最終的な目的だとした上で、分野ごとに協定を締結し合意が困難な分野があれば後で協議することも可能だと述べた。

 一方、英首相官邸は12日、ジョンソン氏が同日、トランプ氏と電話会談し、離脱やFTAなどについて協議したと発表した。

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