米中枢同時テロから18年 鎮魂の祈りに包まれた米国

 【ニューヨーク=上塚真由】日本人24人を含む約3千人が犠牲になった2001年の米中枢同時テロから18年を迎えた11日、最大の死者を出したニューヨークをはじめ米各地で追悼式典が開かれ、米国は鎮魂の祈りに包まれた。

 トランプ米大統領はメラニア夫人とともに、ハイジャックされた旅客機が突入したワシントン郊外の国防総省での式典に参列した。

 トランプ氏は演説で、テロ首謀者をかくまったアフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンとの和平協議について言及。タリバンが5日に自爆テロで米兵を殺害したことから協議を中止したと改めて説明し、「彼らが何らかの理由で米国に(テロを仕掛けに)戻ってくるならば、われわれは彼らがどこにいようとそこへ向かい、米国がこれまで使用しなかったような力を使う」と警告した。

 ハイジャック機2機が激突して崩壊したニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビル跡地で開かれた式典では、遺族らが犠牲者の名前を1人ずつ読み上げ、参列者は、ビルに激突した時刻などに合わせて黙とうをささげた。テロ後に生まれた少年は、亡くなった祖母について「会ったことはなくても、話を聞いて優しい祖母を知っている。祖母がいなくて寂しい」と語った。

 乗っ取られた後、乗客らが抵抗した4機目が墜落した東部ペンシルベニア州シャンクスビルでも式典が行われ、ペンス副大統領が列席した。

関連記事(外部サイト)