ノーベル経済学賞、インドの博士ら3人が受賞

 【ロンドン=板東和正】スウェーデン王立科学アカデミーは14日、2019年のノーベル経済学賞を、米国出身で米ハーバード大のマイケル・クレマー教授、インド出身で米マサチューセッツ工科大(MIT)のアビジット・バナジー教授、フランス出身で同大のエスター・デュフロ教授の3氏に授与すると発表した。世界の貧困を解決する新たな取り組みが評価された。

 クレマー氏は同僚らとともに、1990年代半ば、ケニア西部の学校の成績を改善する実験を行い、効果を検証した。バナジー氏とデュフロ氏も、他の国で同様の研究を行い、途上国の経済問題を分析する「開発経済学」の発展に貢献した。

 王立科学アカデミーは500万人以上のインドの子供たちが3人の研究の恩恵を受けたとした上で、「実際に貧困と戦う能力を劇的に向上させた」と指摘した。

 授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金900万スウェーデンクローナ(約1億円)を3氏で等分する。

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