緒方さん死去、グテレス国連事務総長「難民支援の基準つくった」

緒方さん死去、グテレス国連事務総長「難民支援の基準つくった」

アフガニスタン・カブール避難民キャンプを視察したときの緒方貞子さん=2002年1月9日

 【ニューヨーク=上塚真由】国連難民高等弁務官などを歴任した緒方貞子さんの死去を受け、国連のグテレス事務総長は29日、「人道主義者で、世界中の人々のロールモデル(模範となる人)である緒方さんの死去に深く悲しんでいる」と追悼のメッセージを発表した。グテレス氏も2005年〜15年に国連難民高等弁務官を務め、緒方さんと親交があった。

 グテレス氏は「緒方さんは『信念に基づき、思いやりがあり、かつ効果的』という難民支援活動の基準を作り上げた」と功績をたたえた。女性として初めて高等弁務官を務めた緒方さんについて「女性に対する暴力の影響だけでなく、女性が問題解決に関与することの不可欠さに焦点を当てた先駆者であった」と述べた。

 自らも高等弁務官を務めたグテレス氏は、緒方さんが難民支援活動で残した功績の大きさを目の当たりにしたといい、「緒方さんの連帯と巧みな仕事のおかげで、何百万人もの人々がよりよい生活と機会を楽しんでいる」と指摘した。

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