米国務次官補と韓国の尹淳九外務次官補が会談 韓国が日韓関係改善の役割を要請

記事まとめ

  • スティルウェル米国務次官補は2日、訪問中のタイで韓国の尹淳九外務次官補と会談した
  • 韓国の尹氏は、「韓日関係改善のための過程で、米国が可能な役割を果たすこと」を要請
  • 終了期限が迫る日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)についても話し合われたとも

米韓高官会談、韓国が日韓関係改善の役割要請 日米韓協力の重要性も確認

 【ワシントン=黒瀬悦成、ソウル=桜井紀雄】東アジアサミットに合わせてタイを訪問中のスティルウェル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日、韓国の尹淳九(ユン・スング)外務次官補と会談した。米国務省は声明で「両者は北朝鮮の最終的かつ全面的に検証された非核化を確実に実現させるための緊密な連携と、日米韓3カ国の協力の重要性を確認した」としている。

 韓国外務省は、両次官補が米韓同盟の懸案と日韓関係を含む地域・国際情勢について幅広く意見交換したと発表した。尹氏が「韓日間の懸案」に関して「対話を通じ、合理的な解決策を見いだすための韓国政府の努力を説明し、韓日関係改善のための過程で、米国が可能な役割を果たすこと」を要請。両国が努力していくことで一致したという。

 韓国が破棄を決め、22日に終了期限が迫る日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題についても話し合われたとみられる。

 日本が7月に対韓輸出管理を厳格化して以降、韓国は日本の措置撤回に向けた“仲裁役”をトランプ米政権に期待。だが、8月にGSOMIAの破棄を決めたことで、米側は対北連携などでの協定の重要性を強調し、韓国に破棄を再考するよう繰り返し促してきた。

 スティルウェル氏も10月下旬の訪日で韓国に破棄取り消しを働きかける意向を示していた。韓国は、日本が輸出管理措置を撤回するのが先決だとの立場を崩しておらず、米韓間でも議論が進展した可能性は低い。

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