英総選挙で与党・保守党が過半数確保と予測 英調査会社が「359議席獲得」

 【ロンドン=板東和正】英国の欧州連合(EU)離脱を主要争点として12月12日に投開票される英総選挙を前に、英調査会社ユーガブは27日、ジョンソン首相率いる与党・保守党が英下院で全650選挙区のうち359議席を獲得し、単独で過半数の議席を確保するとの予想を発表した。保守党が過半数の議席を獲得すれば、同党が公約に掲げる早期の離脱に向けた追い風となりそうだ。

 ユーガブは、英紙タイムズの依頼を受けて10万人以上の有権者に調査を実施し、統計分析を行った。

 メイ前政権下の2017年6月の前回の総選挙では、保守党の獲得議席は317で過半数割れだった。ユーガブによると、12月の総選挙では前回より42議席増やし、議長団などを除いた実質過半数(320)を大きく上回る見通し。

 一方、最大野党・労働党の獲得議席は前回の262から51議席減の211になると予測した。

 タイムズ(電子版)は27日、ユーガブの調査に基づき、2016年の国民投票で「EU残留」が離脱を上回った地域を地盤とする大半の保守党の議席で、「ジョンソン氏が(残留を訴える)自由民主党の脅威を阻止する」と予測。労働党が議席を減らす要因については、労働党のコービン党首が総選挙で離脱も残留も主張せずに、国民投票の再実施を主張していることに「(有権者の)拒絶があった」と分析した。

 離脱問題で中立の立場を示す労働党の方針には一部の有権者から「曖昧だ」との批判が上がっていた。

 ユーガブは前回総選挙でも同様の調査を行い、保守党が過半数の議席を獲得できないと予測していた。

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