【米大統領選】バイデン氏挽回へ懸命 民主党ニューハンプシャー州で候補者討論会

【米大統領選】バイデン氏挽回へ懸命 民主党ニューハンプシャー州で候補者討論会

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 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選の本選候補指名に向けた民主党の8回目の候補者討論会が7日、東部ニューハンプシャー州マンチェスターで行われた。同州では11日、指名争いの第2戦となる予備選が行われる。各候補は「私こそがトランプ大統領の再選を阻止できる」と訴え、支持拡大を図った。

 指名争いの初戦となった3日の中西部アイオワ州の党員集会は、全米支持率首位のバイデン前副大統領(77)が4位に終わる一方、中西部インディアナ州サウスベンドのブティジェッジ前市長(38)とサンダース上院議員(78)がほぼ同率で首位に立つ波乱の幕開けとなった。

 アイオワでの失地を挽回したいバイデン氏は、サンダース氏とブティジェッジ氏に照準を定め、積極的に論戦を挑んだ。

 バイデン氏は急進左派のサンダース氏について「民主社会主義者を自任している。サンダース氏が本選候補になったら、彼と一緒に選挙を戦う人々は全員、トランプ氏から民主社会主義者のレッテルを貼られてしまう」と警告した。

 また、ブティジェッジ氏が「過去の政治を捨てて新しいページをめくり、ワシントンを変えよう」と訴えると、バイデン氏は「過去の政治は必ずしも悪くない」と述べ、自身がオバマ前政権時代に携わった経済再建などの実績を列挙。「オバマ時代を出発点に将来に向けて国を前進させていく」と言明した。

 アイオワで5位だった中道穏健派のクロブシャー上院議員(59)も「トランプ氏にとっての悪夢は、中道派を引き付ける人々が本選候補になることだ」と指摘し、左派のサンダース氏やウォーレン上院議員(70)を牽制(けんせい)した。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめたニューハンプシャー州での各種世論調査の平均支持率(7日現在)は、サンダース氏が26・3%でトップ。ブティジェッジ氏が急伸して21・8%で追い上げている。

 一方、ウォーレン氏は13・3%で、バイデン氏は13%。ただ、バイデン氏はこの日の討論会で当意即妙の受け答えをしたり、論戦の途中にサンダース氏の肩を抱いて笑いを誘うなど健闘が目立った。予備選の結果にどれだけ好影響を与えるかが注目される。

 討論会には実業家のトム・スタイヤー氏(62)とアンドリュー・ヤン氏(45)も参加した。

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