ニュージーランドの名門カンタベリー大学の学生寮で19歳の男子学生が孤独死 衝撃走る

記事まとめ

  • NZの名門カンタベリー大学の学生寮で、死後最大2カ月が経過した遺体が発見された
  • 英BBCによると、19歳の男子学生の遺体で、死因は今のところ不明だという
  • 今回の事件は「子供が学生寮に入っていれば安心」と思っていた保護者に衝撃を与えた

ニュージーランド名門大学の学生寮で19歳が“孤独死” 2カ月間誰も気づかず

 ニュージーランド南島クライストチャーチ市にある名門カンタベリー大学の学生寮で、死後最大2カ月が経過した遺体が見つかったという。

 英BBCの報道によると、19歳の男子学生の遺体が学生寮の部屋で発見された。死後最大2カ月が経過していたが、遺体が発見されたのは同じ寮の学生が「部屋から異臭がする」と訴えたためだった。死因は今のところ不明で、死後経過時間が長かったため、警察の身元確認班が現場に派遣された。

 カンタベリー大学は1年生の“孤独死”に「衝撃を受けている」とコメントを発表。「学生のケアプログラムがあるにも関わらず、今回のような事態が起きてしまったことは考えられないことです」と副学長のシェリル・デ・ラ・レイ氏は述べている。

 ニュージーランドの教育大臣クリス・ヒプキンス氏はカンタベリー大学による「徹底的な調査」を要求し、「学生寮に入居する生徒は、ただ単に雨をしのぐ屋根のためだけでなく、しっかりとした生活ケアのために巨額のお金を払っている。今回のケースでは、そのようなケアが存在していなかったことは明らかだ」とコメントした。

 カンタベリー大学はニュージーランドで2番目に古い大学で、約1万6000人の学生が在籍している。同大学のホームページによると、学生寮の平均的な家賃は月1185ニュージーランドドル(約8万円)で、最大で月2084ニュージーランドドル(約14万円)と見積もられている。学生寮のサービスについて説明するページには「幅広い専門分野のスタッフが常駐し、学生の皆さんの安全で幸せな生活を保証します」と記載されていた。海外の大学では、学生が勉学に集中できるよう、生活をサポートする住み込みのスタッフや掃除スタッフ、セキュリティスタッフがいることが多い。今回のような事件は「子供が学生寮に入っていれば安心」と思っていた保護者に大きな衝撃を与えた。

 カンタベリー大学の学生寮はオーストラリアの会社キャンパスリビングヴィレッジによって運営されている。同社はアメリカやイギリスの大学でも学生寮を運営しており、今回の事件はニュージーランド国外でも報じられた。

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